踊りは端麗だ
じゅうにどめまして、すやです。
本日、2020年8月18日。
お米の日であり、高校野球記念日である(Wikipedia調べ)
そして
(そしてなんとびっくり、中居正広さんの誕生日でもあるとのこと。おめでとうございます。)
もう三人目になるシリーズブログ。
夏生まれが5人もいましてほんまにありがとサマーの3人目である。おかげであんまり好きではなかった夏が好きになりつつある。
好きなものが増えると好みまで変わってくるんだな。
例によって、私の私による私のための、好きなダンス部分を書き連ねていくブログです。
お時間のある方はトマトジュースでも用意して読み進めてくだされば嬉しいです。
藤井流星さんの踊りは端麗だ
~最新ライブDVD『WESTV!』より~
WESTV!より、藤井さんの踊りを語っていこうと思う。
藤井流星さんのダンスを語る上で私が選んだダンスナンバーはこちら
- Drift!!
- ONI-CHAN
- YSSB
以上3曲をメインに書き連ねていきます。
それではまいりましょう。
Drift!!
藤井さんを初めて見たのはいつだったか思い返してみた。初期のE-girlsが好きで色々見ていて、藤井姉妹のお兄ちゃんがジャニーズにいると知った時かな。美形な兄妹だな~いいな~と思った記憶がある。
次に藤井さんを見たのは『黄昏流星群』だったと思う。そのドラマの同時期くらいに丁度ジャニーズWESTさんのEvokeを振り起こしをしていたから、ドラマと並行して藤井さんのことをはっきり認識したと思う。
藤井流星さんのルックスを見て、彼がジャニーズで、ダンスも踊ると知った時、なんとなくこの人の踊り方はこんな感じかな~と勝手に予想していた。
流すような踊り方。
バキバキ踊る、一生懸命ガムシャラ!!というよりかは、言い方は悪いが格好つけて程よくだらけていて、カメラ目線バチバチの踊り方をすると思っていた。だってその踊り方で成立するお顔立ちだもの。
そんな私がEvokeの振り写しをしていて、当初の予想から一番踊りの印象が変わったのが藤井流星さんだ。
先も書いたように、彼はきっと良くも悪くも力の抜けた踊り方をするんだろうなと勝手に想像していた。ところがびっくり。正反対だった。
一番振り付けに忠実な人だった。(私調べ)
さらに言えば一番振りがわかりやすく踊る人だった。以前も書いたかもしれないが、ジャニーズWESTさんのダンスナンバーで振り起こしをする際、私は藤井さんを一番に見る。癖が無くて、何をやっているか分かりやすくて、何をしたいのか、が見てわかる踊り方をするからだ。(Drift!!は藤井さんパートなら踊れる。それくらい綺麗で分かりやすい)
きっと沢山の舞台数、ダンス作品をこなしてきただろうに、こんなにも踊り方に独特の癖がない踊りをし続けられるのは凄いなと思う。きっと彼の踊り方を嫌いだという人は少ないんじゃないかな。
そんな藤井さんのDriftt!!は見どころが沢山だ。
藤井さんの踊り方で私が見つけられた唯一の癖が『親指以外の4本の指をぴっちり揃える』ところである。Drift!!では手ぶりも多いのでその場面が沢山出てくる。
冒頭のカギを真上に投げるところも。そのあと小瀧さんにカメラが抜かれた後ろに映っているサイドダウンのところも。「~握る汗」で汗を弾いたところも。
神山さんセンターの「退屈な毎日じゃ~」のところのダウンも。
濵田さんセンターのV字「こうしちゃいられない~」の胸前の手を左右に振るところも。
サビに行くまでの短い時間でこれだけの数、指を揃えている場面が見つけられた。もうこれは間違いなく藤井さんの癖だと思っていいのではないか!?
最後の車から降りてドア閉めるところなんて、綺麗に指そろいすぎててお上品か‼って突っ込みを入れたくなったのはここだけの話。
指先まで意識をしているめちゃくちゃわかりやすい証拠だと思う。ここだけでも私が当初勝手に予想していた『雑多に流すように踊る人』というイメージは間違いだったのがよくわかる。丁寧すぎるほど丁寧だ。
藤井さんの膝が柔らかいところも好きだ。
ただここをどう伝えたらいいかわからない。屈伸が柔らかいと言えばいいのか、プリエが深いと言えばいいのか。
膝の曲げ伸ばしが固い人、っていうのは勢いと筋力だけで曲げてしまう。膝を痛めそうで見ていて怖い。逆に柔らかい人は、膝は曲げる際に上半身はしっかり上に引き上げたままだから、深く曲げても下半身への負荷が少なく軽く見える。
パワープレイで力でごり押しの踊り方も嫌いではないし、自分が絶対できない踊り方だから見ていて豪快でカッコいいと思う。しかし、見続けているとどうしても怪我の心配が頭を過ってしまう。特に若くてテクニックに特化して派手なアクロを組み入れまくる男性ダンサーはもう心配。着地の瞬間とか目線が母親になってしまう。
少し話は逸れたが、藤井さんの踊り方はそんな心配がいらない。特別体が柔らかいわけじゃないのだろうし、なんなら固い方だと思う。関節がとても自由が利くのだろうけれど、それが生まれ持った柔らかさなのか、自分で意識して動かしているのかはわからん。
そんな藤井さんの柔らかい動きで好きなところが遺憾なく発揮されていると(個人的に)思うところが
大サビの重岡さんソロに入る前のアップテンポの間奏。
例の4人がドルフィンする前、藤井さん、神山さん、濵田さんの3人のフロントステップ。先頭の藤井さん。
カメラが3人に寄って切り替わった瞬間、両足揃えての踏み込みのところ。しっかりと両足を揃えつつ、体の方向は2番。重心は真下。踏み込んでいる踵の位置と体の中心が一直線。膝を使って低く踏み込み、その地面を押す力を反発させて上に飛ぶ。スタンス広めのポーズ。
こういう踏み込みができるからこそ、上に上がりやすくなるから結果的に軽やかに見える。
もう一つ藤井さんの振りで好きなところが
メインステージに戻って横一列。一番上手。ハンドル片手に隣の人の肩持ってバック確認するところ。この一連の振り。
何度も言う。藤井さん見てたら振りがわかる。体の角度、手を出す位置。スネイクの入れる角度。全部わかる(ほかの人が間違ってるとか分かりにくいとかそういう意味では決してない)
中間さんが前に出てきて一列並ぶ。右足左足、交互に出す足の角度は2番と8番。
(余談だけれどここで腰に添えている手もぴっちり揃ってる。ここまできたらもう丁寧通り越して可愛い)
上半身のアイソレも同じく2番8番の角度に。
ハンドル持って左となりの人の肩を持ってバック確認するところ(車の運転だと思ってるから多分助手席のヘッドの部分持ってる振りだと解釈した)では一回一回膝を踏み込む。(そして添える左手は指を揃える)
ここの流れは一度スローで藤井さんを見続けていればすぐ振り覚え出来た。
それくらいここの藤井さんは、体の角度のつけ方や腕の振り方が正確だった。
藤井さんの定点映像があれば、どのダンスナンバーでも映像だけで振り起こし出来るんじゃないか。本気でそう思う。
あと以前もどこかで書いたかもしれないが、改めてもう一度言わせてほしい。
藤井さんのハンドルちっちゃすぎて一人だけミニカー乗ってるのかな。
ちょいっ、くるっ。可愛い(盲目)
感想
指を揃える
ONI-CHAN
今回のWESTV!で私が一番好きな衣装がこちら。一緒にDVD鑑賞してくれたアニオタの妹もこの衣装はごり押ししていた。可愛い。
生で見たときあまりも可愛すぎて、しかもこの曲の後全員が登場してくれてめちゃくちゃ嬉しかった。(1曲で終わっちゃったのがとても残念)
…でも実際見たときは歌詞と演出に爆笑してしまって正直そこまで踊りを覚えていなかった。
「俺たちは頑張る!!」の語彙力のなさに笑いが止まらなかった。
「永久のサバイバルゲーム」ってなんだ。
改めて映像を繰り返し見てみると、何とも言えないチープな世界観と、癖の強い振り付け。好きだ。
メイキングで流星のRと、淳太のJを指で作る。って振り写しされているとき、笑うと同時にめちゃくちゃオサレじゃない?と本気で思った。そのポーズで下から出てくるってシュールすぎる。
二人が背中合わせでタックインするところなんて二人の違いがよく出ていて良い。中間さんの大きくていつでも全身をフルで使う振り付けと、腰は落とさず重心上めで軽く落とすだけの藤井さん。
全体的に淡々と踊る藤井さんと、流動的でしなやか気味におどる中間さん(主観)、この二人の対比がなかなか面白い。
階段を下りてきて中間さんが藤井さんに絡んでいくところ。
藤井さんが腕を組むところがいくつかあると思うですが、その腕組みの仕方が個人的にとても可愛くて好きだ。ダンス関係ないけど。
肩をめいいっぱい上げて高い位置で腕を組んで足を広げて、口をむっと閉じて中間さんを見下ろす感じ。「むんっ!」って効果音をつけたくなる。ここの藤井さんとても可愛い。まだ小さい子供が一生懸命背伸びしている感が強い。お兄ちゃんなのにいきなり幼くなる。
この曲はサイドステップが多くて、踊りらしい振り付けはセンターにきてからの大サビあたりからだと思う。
(多分)あまり体が柔らかいほうではない藤井さんが足上げしているところ、思ったより高く上がっていて意外だった。90度は上がっているように見える。
そのあと二人向かい合って「お兄ちゃんは一人でいい~」のところ。
藤井さんが特に胸を張って握りこぶしを作って…と、また幼さが出ていて可愛い。
小さい子供が自分を大きく見せようとしている感じが出ている。対照的に中間さんの下からにらみ上げる感じが、地元のやんちゃ男子を思い出した。お育ちがいいはずなのになぜそんなヤカラみたいな絡み方するんだ怖い。
この曲で私が一番好きなところが、大サビの「ブレーキがきかない~」のところのターン。
まぁいい感じのチープさで(めちゃくちゃ褒めてる)絶妙なアームスポジションのターンなのだが、藤井さんの右軸にしっかり乗り切り、回っている最中に肩が後ろに残っていないところ、回り切ったあときちんと上体がターンについてきているところ。このあたりがちゃんと習って身に着いたターンだなと思わせられる。
斜め下にフォーカスで回るの私は酔うのだけれど、よくそんな簡単そうに出来るな。
感想
お兄ちゃんだけど所々可愛い
YSSB
多分この曲踊るの本人好きそう(勝手な予想)
この曲は藤井さん強いなと毎回思う。特にこのDVD映像のとき。
金髪サングラスでビジュアルが曲風に合ってるし、なにより踊り方がとても雰囲気に合っている。
この曲は言葉選ばずに言ってしまえば、女たぶらかして唆してるワンナイト狙いの男の歌だと解釈しているのですが(ごめん)
藤井さんの淡々と、殺伐にも見える踊り方がすごく世界観に合っている。
丁寧で感情的な表現はしなくて、少し冷たくも感じられる踊り方をする人だと(私は)思うので一番似合っているなぁと何度見ても思う。
こういう冷淡な雰囲気の踊り方、クラブダンサーにいるよな。モテるな。
本題に入ります。
最初の立ち姿からもう男じゃない?仁王立ちで一人がっつり首から折って下向いて。
(最初のアームスポジションいまだに誰が正解かわからん。全員始まる位置違うし終わる位置も違う。ただ全員チャラい)
「いっそこのままMake it true」の神山さんパートのところでみんなが集まってくるところのツインのポーズめちゃくちゃ強くない…?夏のビーチにいる爆イケ兄ちゃんたち、集合写真でこんなポーズするよね。やんちゃ怖い。
重岡さんの「夜空に手が届くまで~」のところで上手後ろに藤井さんいるじゃないですか。ゆらゆら~ってこの脱力感。首を少し残しながらのけだるげな感じの振り方。意識してるのかどうか知らないけど雰囲気にすごく合ってる。
あとこのシーンで藤井さんの頭の形が綺麗なことに気づいた。綺麗なまんまる。やっぱり骨格が綺麗だ。いいな、素敵。
この曲って歌ってる人を立たせるために、他のメンバーがダウンすることが多いと思うのですが、藤井さんはあんまり落とさないよね。基本的に重心が高い人だとは思ってたけど結構上め。
一番分かりやすいのが藤井さんの「ゆあそせくしべいべ」のパートの後ですかね。
カメラ切り替わって濵田さんパートになるところ、藤井さん結構身体の位置高いと思う。大体高めで踊るのに、それこそメンバーのソロで抜かれたら被るだろうな、ってところはきっちり下げているから、意識しているのかいないのか。よくわからない。
ただ公演も終盤。ダウンって足腰疲れるし一度下がったら上げるのもしんどいし、体力削られるし…と考えたらもしかして藤井さんは策士なのかもしれない。
余談だけれどあんなに勢いよくサングラス外してこめかみあたり痛くならないのか。耳痛くないのか。後ろ向くところでちょこっと胸元にひっかけているのを想像したら一気に可愛さが出るね。
サビのツーサイドは結構人によってまちまちだからあんまり言及できない。
ただ首に手を当ててスネイクする振りは個人的に好き(WESTさんファンの私の某生徒ちゃんはこの振りのことを『首痛めてる系男子のところ』と呼ぶ)
そこでニヤッと笑う感じが最高に嫌な男感出てる(褒めてる)
藤井さんに限らずアイドルの方々は顔の作り方が上手いね。それを適材適所でぶっこんでくるからとても舞台映えするし視線を持っていかれるし、カメラにも抜きたくなる。
自分を分かってる踊りや、自分をよく見せる表情を知ってる舞台人はやっぱり素敵。ずっと見ていたくなる。
感想
信じられる?クラブ通いしてそうなチャラめのこの金髪の兄ちゃん、よく飲み物ぶちまけるんだぜ…?
Evokeの振り起こしのために初めてジャニーズWESTさんを見たとき、この人はダンス習ってただろうな~なんてふんわり思った人が数名居た。
その中に藤井さんはいなかった。
私の中で、この人がダンスを習ってたかどうかの予想するときの判断基準がいくつかある。
『一目でわかるくらいシンプルにスキルが高い』『柔軟性がある』『ターンやステップ、立ち姿など単調な場面で目を引く』
あとはアイドルに限りだけれど『アイドルダンス特有の雰囲気』(これはうまく説明できない。勘だと思う)
だいたいこのあたりで判断をつける。
そして今。ジャニーズの知識がそれなりについて、なんならジャニーズWESTさんのファンになって。改めて藤井さんの踊りを見てみる。
基礎はある。大きく外れたり遅れたりしないし、なにより本当に振りに忠実に踊る。魅せ方も上手い。なんなら個人的にすごく上手い方だと思う。
それでも藤井さんが過去にどんなダンスのジャンルを習っていたのか皆目見当がつかない。それくらい藤井さんの踊り方には癖がない。
Evokeに関しては本当に、本当に何百回と見たし、夢に神山さんが出てくるくらい見尽くした。今回ブログを書くにあたり、藤井さんの踊りを観察し続けた。もうコマ送りの限界の向こう側を見るかのごとくスロー再生しまくった。
それでもやっぱりわからない。
ここまできたらもうこの人の踊りはめちゃくちゃ面白く感じるようになった。
だって何もわからないんだもの。
癖のない踊り方も、個性がバチバチに強い踊り方も、どちらも良し悪しはあると思う。
我が強い踊りは協調性がなく時に邪魔に見えるときもあるけれど、自分の最大限の個性を爆発させる踊り方は見る人によっては強烈に印象に残る。
淡々と見える踊りは面白みがなくて記憶に残りにくいなんて思われがちだけど、自分の悪癖がないから何を踊っても美しく、どの場面でも生きる。
藤井さんの踊り方はとても丁寧で、お手本みたいに綺麗だ。
昔、とある振付師の方に振りをつけてもらったとき、その補佐についてくれたアシスタントの方を思い出した。
まだ経験が浅くて、初めてみるテクニックばかりで訳が分からなかったとき、そのアシスタントの方の踊り方をずっと見ていた。振付師の方と同じステップを踏むのに、見ていてとても分かりやすかった。
身体がどの方向にあって、どこに目線を向けて、どうやって動くか。とても忠実で、流れるように綺麗だったのをすごく覚えている。
私の過去の経験話で申し訳ないが、藤井さんの踊り方はあのアシスタントの人によく似ている。
これが藤井さんの踊り方なんだな、とここで納得することにした。
曲の流れにそって振り付けを踊る人。その中にきちんと自分を持って踊る人。
これから先、どんな踊り方を見せてくれるのかわからない。だからずっと楽しんで見られる。
次はどんな藤井さんのダンスが見られるだろう。楽しみに待っていよう。
改めて
藤井流星さん。お誕生日おめでとうございます。
綺麗と同じ意味の単語をすべて並べたいくらい、端麗な踊りをする人。
物事を俯瞰で見れる、というその視野の広さを、メンバーだけでなく自分にも還元できる柔軟さを持つ人。
あなたが作る『ジャニーズWESTが表現したい世界』を、これから先見させてもらえることが幸せです。
楽しい世界をありがとうございます。
お誕生日おめでとう。
藤井流星さんのこれからの日々が、もっと輝きますように。